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ものづくりに心を込める

    「雑木林と8つの家」プロジェクトは、田坂宏志の思想、哲学がベースになっている。
    2008年9月のリーマンショックがきっかけで、今後の日本の政治、経済はどうなるかと
    さまざまな人の書籍を読み漁った。
    その中でもっともワクワクして読めたのが田坂宏志のものであった。

    これから「目に見えない価値」を大切にする社会がやってくる
    そして、日本型資本主義が復活する・・・・・・・・・・・・・・。
    日本型経営の奥にある精神や思想、文化を深く見つめることは、これからの時代
    日本という 国の歩むべき道を考えるためにも、きわめて重要になっていく、
    例えば、我が国の「強み」は、ものづくりに「心を込める」文化が成熟している点である。

    成熟とは、見えない物が見えるようになること。成熟した人と表現すると分かりやすいと思う。
    環境問題をはじめ、さまざまな分野で、行き詰まりを見せている時代において、
    それらの事を事業のテーマにする事は、商品開発という次元を超えて、
    行き詰まりを打開し、新たな価値観や文化を創造していくための「基本的な姿勢」の問題であると思います。

    心豊かな暮らし、清貧の思想、日本人の自然に対する価値観、日本の風景・・・・・・・と思いを巡らして
    いるうちに雑木林が出てきたのかな。
    整理するともっともらしいけれど、ほとんど思いつきな気がする。

    心を込めるものづくりこそが日本の強みと先述したが、「雑木林と8つの家」プロジェクトは、
    すごいメンバーの集まりです。
    作庭家 高田宏臣 3次元の空間を「心地よい空間」に創る 技術の高さ。
    「技術」+「高い精神性」+「思想」 を合わせ持つ、 典型的な日本人の職人気質の方です。
    さらにすごいところは、難しいはずの感性のところまでも、分かりやすく理論化しておられて、
    素人の私達にも分かりやすく教えてくれることです。
    高田さんの植裁の研修会後に鹿屋の建築家 川畠 康文さん曰く 「目から鱗でした」と
    考え尽くされたデザイン性や植裁の方法に驚嘆の声をあげていました。
    こんな高田さんの植裁が、明けて1月8日、9日、10日 鹿児島初上陸です。

    今度のプロジェクト実現に無くてはならない人 、阿蘇で雑木の樹苗を 四代にわたり営まれてこられた
    雑木の庭師(株)グリーンライフ・コガの古閑勝憲さん、 「雑木林と8つの家」の現場周辺を
    回られ、「雑木の庭がないケン 造りましょ」と 雑木が、当社の事務所を優しくつつんでいる。
    おかげさまで初夏の頃小鳥が遊び、いやなつゆも風情を感じ、暑い夏には木陰をつくり、
    秋には紅葉と木漏れ日、今 枯れ葉を毎日集めてたい肥づくり・・・・と豊かな日々をいただいた。
    数日前、田舎暮らしの達人藤村さんご夫婦が来られ、
    駅の行き帰りに、あの木々に「和まされる」と言う人の話をされた時は嬉しかった。
    大番頭の江良孝一さん、風格を感じるベテランの職人さん、
    五代目の英稔さんは造園の経験を積んで、今年高田さんに弟子入りし腕を上げての
    プロジェクトへの参加となる。

    高田さんに鍛えられた弟子三人と古閑さんの弟子四人総勢九人によって、古閑さんが
    我が子のように育てた木々に「魂を込めて」造りあげられる雑木林。
    おおくのひとに見て感じて欲しい、日本人の仕事の姿と作品を。

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