子どもの脳はすばらしいなぁ。
思考が柔らかい、という類ではない。
曖昧な世界に生きている。
父親とはドイツ語を話し、母親とは日本語を話し。
「ドイツ語と日本語を分けている」という意識は2歳半の彼には無い。
生きていくために、話している。
社長はその様子に、興味津々である。
日本とドイツ、どちらが主軸と決めずに生きている彼の日常は、
すでに地球全体を肌で感じとっているかもしれない。
軽羹を美味しそうに食べ、納豆を「まぜまぜ」して美味しそうに食べていた。
鯖の開きも、シシャモも頭からもりもり食べた。
鯉のぼりの歌を覚え、再びドイツへと戻る。
母国語以外の言葉も話せる、そういう環境も日常にほしい。