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作品は人となり
「雑木林と8つの家」の、1戸が完成した。
この1戸のために古閑(グリーンライフ・コガ)さんは130本もの木々を連れてきていただいた。
そして高田(高田造園設計事務所)さんが隣の借景まで創った。
木々は、寒い冬をのりこえるために 多くが葉を落としています。
冬であればこその風景です。私は葉を落として、くる春を待つ風景が好きだ。
自然は、三月には必ず春を連れてくる。
木々は、新しい生命の芽吹きと、小鳥たちのさえずりと共に。
四月の新緑はすごいよと言う。
自然は人間と違って決して裏切らない。
庭師の高田さん古閑さんの人となりがすごいのは、自然を相手に仕事をしているからだと思う。
今回の雑木林プロジェクトは、その姿を一部現したばかりであるけれど、
お二人に出会えたことで、このプロジェクトは成功だ。
あの完成した清しい雑木の姿は、お二人の心根のありようだ。
道行く人が、立ちどまり 男は、腕をくみ黙って頷く、女性は胸に手をあて 「素敵」とつぶやく。
雑木の庭が商品を超えて、「作品」になった瞬間である。
造り人の精神性の高さが技術を超え、人を感動させる。
開発事業を始めて38年の時が流れた。平成18年の国分の「四季の丘」以来、
商品と言う枠をを超え、作品と呼べる物を創り、望む人に届けたいと願ってきた。
今回のプロジェクトで高田さんと古閑さんに出会い、この実現に大きな一歩を踏み出せたと思います。
プロジェクトの正否は「人」で決まる。人との出会いは、プロジェクトの醍醐味であり、
つくづく「作品は人となりが創る」と教えられた。
あらためて高田さん、古閑さんと8人の職人さん達に感謝します。