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木を植えるのは、空をとんでいたタンポポの綿毛が フット着地するような そんな何気ない行為です。
けれども着地することで タンポポの新しい生命が始まるように、木を植えるという 何気ない行為によって、
僕たちは、カオスから新しい秩序へ着地するのです。(正木 高志)
自然を大切にすることを、こんなにも美しく 明快に表現できるといいですね。
私達は、自然は大切だと思い、人に伝えるときに “人のために役に立つから”
大切にすべきだと考えがちだと思う。
自然との共生と言う言葉からもそれを感じる。
先日、長女の桂子さんと次男の尚紀君が知人の藤村さん(週に二~三日田舎暮らし)に誘われて、
そば打ちに行く。
藤村さんの、その日の工夫された行程もあったと思うけれど、
そば打ち後に、釜で炊いたご飯と取れ立て野菜、おばあさんの手作りの厚揚げを食べた
尚紀君「そのおいしさに、思わず両手を合わせ、これが自然の恵みなのか と 感じた」と話す。
尚紀君の日々の食生活は、筋肉のために一日二キロの肉があればいいと言うパターンです。
自然は、人間の暮らしに役立つための素材としての価値というより、
山川草木国土悉皆成仏 自然の中で多くの生き物と同じように、
人は自然に つつまれて生かされている。
日本人のごく普通にある自然観、感謝して両手を合わす関係だと思います。
雑木林と8つの家プロジェクトの核心は、ここのような気がしています。
心豊かな暮らしとは、おいしいの奥にあるものに気付くこと
エコポイントでお得な買い物もいいですけどね。
今ブータンのワンチュク国王ご夫妻が来日されています。
さわやかですね。
国民の97%が、私は幸福だと言える国、
三万人以上の自殺者が10数年続いている日本、
幸せをものの豊かさに求める国の姿と、
心の豊かさを大切にする事の違いにあると思う。
でも、このブータンにも押し寄せる西洋文化の波は若者の間に浸透し始め、
伝統や文化が損なわれることを危惧し始めているらしいとのこと。
文明や進歩が家族や人間関係、自然、伝統や文化を壊していくものであるとするならば、
その文明は、転換するしかない。