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高田造園設計事務所メンバー4名、
グリーンライフ古閑メンバー8名により
植栽と水脈造りによる土壌改良.

土壌改良は住み人にとって初めての経験なので

高田師による講習会で始まった。

土壌改良と言っても、分らないはずの幼い子供たちも、
理屈ぬきに・・まねごとを始める。

親子でやっている風景(家族の姿)は
この雑木林プロジェクトの生活景創りの核心でもある。

ここの分譲地には私も予想していなかった面白い風景がある。

それは、新築した時の人間関係です。

普通の宅地開発で家々が建ちだすと

空間が少しずつ狭くなり、空地のほうが

過ごしやすさを感じると同時に、

新しき住み人もなんともいい難い緊張感がある。

ところが、

カーテンのかかっていない窓は樹木の陰に包まれ
周辺の樹木とつながり合い

従来の住人も 「待ってましたぁ!」

それぞれの家の窓から見える樹木の風景が幾重にも重なり、
また、深まる。

お互いの家族も変化をしながら、
ひとりひとり、自然と生まれる喜び。

 

新しい住み人のご主人
「木によってこんなにも家が引き立つのに驚きました」と

 

奥様「生け花のようにに美しい、
ここまでしていただけるとは思いもしませんでした」と安心の笑み。

白井 隆 著 「庭の旅」で
表現されている思想、"庭園生活文化”による国づくり、

" 雑木林と8つの家” もこれに近い思想で作られている。

 

高田正臣師から見えるのは伝道師の姿である。

 

造園に才を持ちながら、

それに甘んじることなく、すべての生物の母体ともいえる
呼吸する土壌造りに邁進する。

 

 

上田正勝、大学時代の恩師が残した言葉に、

「咲いた花を喜ぶならば、土に隠れた根の恩を知れ」、

72歳で夭折するまで障がい者福祉に生きた人である。

 

 

資本主義社会の現実は弱肉強食で
数字に換算しずらい“価値”を認めない社会が隅々まで拡がっている。

私ごときは、思想実現のために、常に現実との葛藤の中で

大海の小船のごとくゆれている。

 

高田さんの動きは、働きがそのまま遊びとなり、
遊びが真の働きとなる「遊働一致の世界」である。

子供たちと土づくりをしながら、美しい雑木の姿を生み出していく
この在りようこそが美である。

 

"雑木林と8つの家”プロジェクトをはじめて5年、
ほぼ1年に一回来て、植栽をしていただく。

このプロジェクトの最高の収穫は様々な人と出会い
そして、ひとり一人の奥深さとの再会である。

子曰く、学びて時にこれを習う、亦説ばしからずや。

朋あり、遠方より来る 亦楽しからずや。

 

 

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