有限会社姶良土地開発

心を耕す。

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久住の オーベルジュKOYAMAシェフの紹介で大分市在住の写真家藤田洋三様とお会いする。

2時間余の時が、過激に 過ぎた。 その余韻は台風一過のごときであった。

広く 深く 様々なことを 知恵として練りあげた言葉は、圧巻でした。

 

最後に「野にある人にこそ 本物がいる、そういう人と共にやりましょう」の言葉、

地位や名誉、金に惑うことなく、本物を見つめて生きている人と本気で

知恵を出し合っていけば、それなりの答えが出てくる・・・・

もっと覚悟して生きろと・・・・・。  言われたように思う。

娘夫婦、尚紀君の学びの場のつもりが 私まで学ばせていただいた。

 

オーベルジュKOYAMAは、雑木林につつまれて佇む フランス(屋根瓦はじめ備品の多くをご主人がフランスに行き

買い求め、フランスにある民家をそのまま ここに建てたので、 フランス風 ではない)の家々。

北側に雄大な阿蘇の山並み 足下に雑木林を写す 青碧の湖(ダム湖)には天然記念物に指定されているおしどりが泳ぐ、

私にとっては、東山魁夷の 残照や秋風行画巻の中にいる心地である。

この風景にお似合いのご夫婦とお嬢様であった。

正直なところ、この風景に似合う姿、暮らしの有りようは、誰でもと言うわけにはいかない。

 

鹿児島の味噌と醤油と焼酎で育った私にとって、今まで食べてきたヨーロッパ料理の味は異質なものと感じてきた。

しかし、ここの料理は 理屈ぬきに美味しい。

11年ここに通い続けている娘 曰く、 「日本人の精神性を高めた上で、フランス料理を極めている」とのこと。

ガッテンでした。

静かな口調で話される小山シェフが、昨年アメリカで趣味であるトライアスロンに久しぶりに参加し、町一帯がお祭りのように盛り上がりその人々の健やかな感動があったと。そしてその幸福な感動を久住で開催したいと、ご近所の知人に話し、それからコトづくりが始まった。

どこかのマスメディアや企業が開催するのではなく、ただの一個人が「素晴らしい!」と思ったことをやろうという意志、そしてやり遂げることの凄さ。

思いをやり遂げること、そこには手間がかかる。いくつものハードルがあるのを超えられる、精通かつシンプルな考え方と心がある。複雑なものごとをこなし、かつ単純に考えられる心。これが行動力、そして

1000人も走ったと楽しそうに話すお人柄に、知性の深さを感じた。

 

このオーベルジュKOYAMAの庭空間である雑木林に 藤田洋三さん の カメラ目線で手入れが入っているとのこと。

木々と空の間合い 風の通り道 陽ざし 木漏れ日(残念ながらこの日は、曇り日)を

読みつつ、藤田さんは手を入れられたものと感じられる。

 

2日の旅は、己の底の浅さと心の糧を得た 旅になりました。

出会えた方々に感謝します。

久住マラソンの記事

 

 

 

 

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